最近のラーメンと野球の球種の共通点
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ラーメン、好きなのよ。
いろんなラーメン食べる。嫌いな味付けは別にないから、醤油、しお、豚骨、味噌。
でね、思うのは、最近のラーメンが複雑だよなってこと。
出汁の取り方が複雑になったり、スープが何重になったり、味付けが複雑になって。
その結果、舌の肥えた日本人が唸りたくなる繊細な味がするんだけれど、それと同時に眉間にしわ寄せながら食べてる感がしなくもない。
グルメ漫画ブームからの影響もあるんだろうな。中身が見抜けなきゃ負け・センスない、的な。
美味しいラーメンは好きだけど面倒くせえのはあれだな、と思ってる時にふと思ったのが、最近の野球の細分化にちょっと似てるな、ということ。
昔はストレート、だけだったまっすぐ系が、2シーム、4シームって複雑化してる。分析する人によっちゃ、シュートやカットボールもまっすぐ系に入れるかもしれないし。とにかくストレートが変化しない球種という概念がなくなりつつあるんですよね。繊細になってるんですよ。
変化球も、昔ってカーブ、スライダー、シュート、フォークくらいだったのが、高速スライダーからカットボールの流れがあったり、フォークからスプリットの流れがあったり、チェンジアップって握りが山ほどあったり、ナックルボーラー日本人で早くすごいの出てこないかなって思ったり、高津のシンカーは3種類あったんだぜ、ってことだったり。
まあとにかくいろいろある。
で、下手にダルビッシュのストレート凄いな、みたいな話をマニアにすると、
いやあれは2シームの握りをこうしながら投げててね、なんてマニアックな説明を受けたりして。
そういう凄さもいいんだけど、たまにはズドーン、バーン!みたいな楽しみ方もしたかったりするわけ。
なんつうの、
江川のまっすぐ、速ぇ!
みたいな。もうね、ストレートですらないですよ。まっすぐですよ。そのくらいシンプルにすげえすげえ言いたいの。
力学的な否定とかいらなくて、江川のまっすぐだけは浮くんだぜ!って興奮して言いたいの。
で、翻ってラーメンの話に戻ると、複雑な最近のラーメンもいいんだけど、久々に食べたホープ軒千駄ヶ谷店は美味かったな、って話です。