Unfortunated odaiji

僕の残念はみんなの微笑み。生活にちょっとした「クスッ」を。

もらいもの


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僕だって人間だから、誕生日がある。

 

その日。

 

不意に友人夫妻からお茶しにいこうと言われて、住宅街にひっそりとある、ちょっといいカフェを紹介してそこへ向かうことにしたわけさ。

 

 ○ ○( 友人夫妻)

[テーブル]

  ○(僕)

○[テーブル]○

(僕の背中側の、別テーブルのお客さん)

 

こんな感じで座っていたんだ。

 

 

友人夫妻からはお祝いのプレゼントを頂いた。僕が大好きな大河ドラマ真田丸のカレーライスと、真田縞のバンダナ。早速バンダナ着けて披露したよ。このバンダナ好き。気に入った。ありがとう友人よ。

 

ところがね。

 

プレゼントはこれだけじゃなかったんだよ。

 

 

もうそろそろお店出ようか、なんて話をしていたときに、

カフェで突然音楽がが鳴り出してさ。

まず、僕の後ろの席でホットミルクを提供していた店員さんが急に踊り出すんだよ。

 

音楽に合わせて、その店員さんがしばらくノリノリで踊っているんだけれど、音楽が進むにつれて踊る人が増えていったのね。

 

ほかの店員さんが合流して、最初に踊っていた人とチームになって息の合ったダンスを披露したり。

 

いや、ビックリしたのが、その僕の後ろにいたお客さんまで最後は踊り出してさ。

 

全部で10人くらいの人が僕の誕生日を祝ってダンスしてくれるの。

ウインドミル、Aトラックス、ヘッドスピン、1990とか当たり前でさ。

 

なんかね、ちょっと前に大好きだったアメリカのテレビドラマ「Glee」みたいな感じ。Glee,大好きでかじりつくように見ていたからこのサプライズには本当にビックリしたんだよ。

 

なんというフラッシュモブ!

 

 

 

 

 

 

 

なわけなくてさ。結婚式の披露宴じゃないんだから。そんなフラッシュな人生送ってねえよ。

 

 

 

 

 

 

もうそろそろお店出ようか、なんて話をしていたときに、

その後ろのお客さんにホットミルクを提供していた店員さんが、ミルクをテーブルにこぼしちゃったんだよ。

 

ばちゃん!

 

って音がしてね。結構テーブルに広がったみたい。店員さんは結構パニックになって、すみませんすみません!言いながら必死の手当ですよ。

 

 

お客さんが穏やかな人でね、ああ大丈夫ですよーなんていって、店員さんのリカバリー作業を手伝ったりしていてね。出来た人たちでしたわよまったく。

 

 

困ったのは、僕のポロシャツとジーパンにもそのミルクは引っかかっていてね。

 

たいした量じゃなかったからおしぼりでごしごし拭いて。

 

その間、店員さんは軽く慌て気味だったし、僕の方は大事(おおごと)でもなかったから拭くだけで留めてね。

 

いや、オーバーアクションに拭いたけれどさ。

 

いや、気づいてもらえなくてさ。

 

いや、ほんと。気にしてないんだよ僕。

 

いや、ほんと。これ以上のオチはこのお話にはないんだけれどさ。

 

 

結局その足で、夜は行きつけの立ち飲み屋に言ったりして。

 

何はともあれ、ハッピーバースデー俺。

 

いやらしい感じでAmazonの欲しいものリストを晒しておくよ。

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