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Unfortunated odaiji

僕の残念はみんなの微笑み。生活にちょっとした「クスッ」を。

3人おじさん

残念

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その日は電車で移動していた。ややもすれば自宅にこもって仕事しがちな僕にとっては電車で移動して移動先でパソコンを使うというのは割と楽しい行為でもあるんだね。

 


この日は地下鉄を乗り継いで少しずつマイナーな場所に行く日。


数度目の乗り換えで乗った電車。そこそこの乗車率。


車両連結部分の近くにある三人がけのベンチシート、真ん中が空いていた。優先席でもないし、座ってスマホをいじることも気にならない、まあまあ悪くない席だったよ。


両隣もスマホ触ってたり、本を読んでいたり、まあまあのんびりしたもんだったわね。


空席率はそんなに高くなかったかな。


目的地までは30分くらい乗るんだけどね。




で、ですよ。


途中のそこそこ大きめな駅で。




わりとね、人が降りていく駅なわけ。それまでも少しずつ人が減ってたんだけれど、その駅で人がだだだだっと降りていったんだよね。
 
 
その結果、さ。その車両にはなぜか、その連結部分の3人掛けシートの僕らしかいなくなっちゃったんだ。
 
 
1両の車両の中にいるのは隅っこのベンチシート。角に座れていないのは僕一人。


正面も、隣のシートも、ハス向かいも。誰もいない。


どこに移動したって、角の寄り掛かれるシートを確保できる。
 
いや、移りたい・・・。残りの10分、15分、寄りかかれるかどうかでその後の一日を大きく左右するからね。
 
 
んでもさ。そういう理由で移動するの、はずかしいじゃん。
 
「あいつ、真ん中にいるのがツラくて席移動したんだぜ・・」

思われるじゃん。
 
そりゃ、ツラいから移動したいんだけれど・・・。
 
思われたくないじゃん。
 
 
 
そんなこと思ってたら次の駅から人がぽろぽろと入ってきてさ。
 
角っこに座るチャンスはなくなっちゃったよ。
 
 
 
結局ね。
 
元の木阿弥。三人おじさん。
 
電車に揺られてトコトコ行くよ。