SMのSはサービスのS
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なんかのテレビで、みうらじゅんさんが言ってた。
SMのSはサービスのS
だってこと。僕は、MJと言えばマイケル・ジョーダンよりも、マイケル・ジャクソンよりも、マジック・ジョンソンよりもみうらじゅんだと思ってるくらいには、みうらじゅんさんが好きなのですが、これはけだし名言だなあと思った次第です。
耳学問で恐縮だけれど、SMのSの人ってのは、Mの人を打ったり蹴ったりすることが仕事の本質じゃないらしいんですね。いやもちろん、結果的にはそういうことをしたりすることがあるんだけれど、それは
Mの人がそれを望んでいるから
だそうで。相手の人が何を望んでいるのか、また、どこまでがご希望の範囲で、どこからが苦痛になってしまうのかを注意深く計らなければならないわけです。
たんに人をいたぶりたいからSやってる人ってのは自分勝手でダメなんですよね。Mの人の羞恥心的な何かを上手に刺激できるからこそのS。
うん、まさにサービス業。
芝居やプロレスの悪役も一緒
これは芝居やプロレスの悪役にも言えるような気がするんですよね。ファンや観客の感情を上手にあおって、終わったあと気持ちよくブーイングできるように悪事を働いたり憎まれ口をたたいたりするわけです。イイモノって気持ちよくイイモノをやってればいいけれど、ワルモノの方がお客さんのことを良くみる必要があって、また良く見ないと良いワルモノにはなれないんじゃないかなあと思ったり。
一応言っておくけれど。悪役はすごいと思うんだけれど、本当に悪いのはだめっすよ。すごいのは上手に悪役を演じられる人。
これはMの人の気持ちを考えられるSの人と同じ素敵なサービス業だと思ってます。
そんなこんなで僕は悪役が好きだし、Sが好きだったりするんです。あ、僕がSかMかで言うとソフトSなんですが、まあそんなことはどうでも良くって。
おもてなしは、S(サービス)
人に気を遣えたりおもてなしをする人っていのは、嗜好性はともかくSの素質があるんじゃないかなあと思っています。
逆に、サービスを受けるのが好きな人はM体質なのかなあと思ったりして。
こんなこと考えてると、悪役は別に悪じゃなくって、悪を演じているだけの人。
たちの悪い人は、かえってサービスを受けるだけの方が多かったりしてね。
モンスター○○(ペアレントとかカスタマーとか)やクレーマーといった輩は、いわゆるタチの悪いM体質だと思うんですよね。じゃあ自分でやれよっていったら何も言い返せなくなっちゃうとか話題を転換しちゃうような人々。
だから僕はSや悪役の人が好きだ
だから僕は、Sとか悪役をやっている人が好きなんです。
特に悪役の人は、ふつうに考えたらみんな嫌がるかもしれないことをやっているわけで。でもそれが無いと舞台や試合が成立しないからとっても大切。
会社や組織でも「嫌われ者」を買って出てくれてる人って偉いと思う。
みんなも、組織で嫌われている人(とりわけ上司や役職者)が
・本当に正確が悪くて嫌われている
・嫌われ役を何等かの形で演じている
かを見分けて判断してみたらいいんじゃないかな。そしたら、嫌いな人も好きになれるかもよ。
だってその人は、最高のサービスをしてくれているんだもん。
※あ、Sをほめたたえているんですが、Mが悪いとか嫌いなんて全然思っていないですからね。これ書いとかないと叱られちゃいそう(笑)