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前例をが無くてもチャレンジして結果を出す楽しさを、日本ハム球団と大谷翔平選手が教えてくれた


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一昨年の10月でしたかね。メジャーリーグ挑戦を表明していた花巻東高校の大谷翔平選手を北海道日本ハムが強行指名し、前代未聞の二刀流育成を契約の柱として口説き、大谷選手は入団することとなりました。

その前年の日本ハムは巨人を事実上逆指名していた菅野投手を敢然と指名して玉砕していたこともあり、二年続けての大博打だったのですが、この年は見事射止めたとも言えます。
そして約束の二刀流。
当時、プロ野球関係者からは無謀だの前例がないだの、投打どちらかにすべきだの、そんな意見ばかりがメディアに出ていたと思います。
 
さて、球団と栗山監督の方針とその結果はいかがでしょうか?

チャレンジには意味があった

もちろん、高卒2年目の選手の一年の結果で二刀流が成立したという答えが出るはずもありません。ですが、チームと大谷選手のチャレンジに意味があったかなかったの答えはすでにでているのではないでしょうか。
 
投げては規定投球回数をクリアしての11勝・防御率2点台・160キロ台のストレートを複数回記録。
打っては200打席を超えての2割7分4厘という19歳としては十分満足な打率に、チーム4位の本塁打10本。打者としての試合出場数が87試合しかない上での10本塁打はそれ以上の価値があります。
 
詳しいトレーニング、コンディショニングの手法はわかりません。しかしながら、球団やトレーナーの全知全霊をかけた大谷選手の体づくり、そして大谷選手自身の努力もあって、今シーズン、結果を出してくれました。
 
大谷選手、間違いなく2014年の日本プロ野球界を代表する選手の一人ですし、近代野球において世界中が注目する選手となっています。
 
もし日本ハムが日和って大谷選手を投手か打者一本に絞らせても、それはそれで結果を出したかもしれません。あの身体能力ですからね。
 
でもね。
 
2年前のドラフトで、その前の年の失敗にめげずに大谷選手を指名したこと
二刀流のプランをプレゼンして契約合意にこぎつけたこと
実際に大谷選手にそのトレーニングを課して起用したこと
 
球団や栗山監督がこの英断を一つ漏らさず敢行したからこそ、今日の怪物・大谷翔平がいるわけなんですよ。

僕らも前例を気にせずチャレンジしていいんじゃない?

この感動を、野球界だけのものにするのはもったいない。
 
この感動をスポーツ界だけのものにするのももったいない。
 
この感動は、僕たち人間のチャレンジの原動力にすべきなんだ。
 
 
前例がないからこそチャレンジに意味があることを彼らは教えてくれた。
周囲の評論を押しのけて自らを信じることの大切さを彼らは教えてくれた。
前例がなくても成功する素敵な事例を、彼らは作り上げてくれた。
 
球団の決意から大谷選手が結果を出すまでのこの2年、見守ることができた僕たちはとても幸せな境遇にあったんじゃないかと思ってます。

なんでもチャレンジすればよいわけでもない

何でもかんでもチャレンジすればいいわけじゃないよね。
 
大谷選手の心技体。
育成に関する球団の理論の学習。
監督の覚悟。
指導できるコーチがいること。
 
こういった条件が揃っているからこそのチャレンジだったし、それについてみんなで結果を出した。
 
ステキなことですよ。
 
 
僕も前例のないことなんか気にしないでチャレンジしたい。
 
でも、そのためには周辺をしっかり固めていかなければならない。
その可能性ができた時、勇気を出して新しいことに取り組んでいこう。
 
心も体も彼らよりは小さいけれど、僕にだってできるはずだよ。

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