自分で「WordPressブロガー」って言葉を使っておきながらの違和感とその向こう側 #ブロネク
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ブロガーさんによるGoogleハングアウトオンエアの人気番組「Blogger Next Door」の#47をリアルタイム視聴しました。モブログの女王・あかめちゃんがゲストスピーカーとして登場していたもの。
#47ブロネクオンエアー モブログの女王あかめちゃんとブログトークするネク! - YouTube
この中で「WordPressブロガー」という言葉とその人たちの話題があって、最近僕も多用している言葉だったので、自分がなんでこの言葉を使っているのか、などについて少し書いておきたいなと思いました。
最初に言うならば「WordPressブロガー」って言葉、僕自身も違和感は持ってます。全然一括りになるとは思わないし。これからお話する根拠も、基本的に僕の観測範囲内のことなので、皆がみな当てはまることでも無いと思っています。
本来、○○ブロガーって言葉はあんまり必要ないはず
これまで。
アメブロを使っている方を「アメブロガー」というのは聞いたことがありました。
はてなブログを使っている方を「はてなブロガー」というのも聞いたことがありました。
でも。
WordPressを使ている方を「WordPressブロガー」「ワードプレッサー」などというのは、僕は聞いたことありませんでした。
まあ本来は、というか、あまり意識しなくてもブロガーはブロガーで良くって、○○ブロガーって細分化する必要はあんまりないんじゃないかなあと自分でも思っています。とはいえ僕がWordPressでブログを始めて、最初に参加したブロガーイベントは、今思い返せばWordPressを使っている人ばっかりが集まってる会でした。
はてなブロガーさんが集まるイベントもあるし、アメブロガーさんが集まるイベントもあると思います。不思議と細分化されているんですよね。
ブログってビジネスの手段として使ってる人はブログエンジンはあんまり関係なくって、人や書籍が勧めたブログエンジンを自然に使ってるだけだと思います。「ブログ」を全体的にとらえると改めて思うのですが、多少なりとも趣味的な要素が入ってきたときにブログエンジンが関係することはあると思うのですがね。
必要ないはずと思っている僕が、なぜ「WordPressブロガー」って言葉を使ったか。
※あ、すいません、wordpress.comについては知識なく語れません。ごめん。レンタルサーバー+WordPressの構成の事を指してます。
1)利用ブログエンジンが「WordPress」だと言いたかっただけ
そんな僕がなぜWordPressブロガーという言葉を使ったのかと言えば、それは、結構自然に、というか仕組み上というか、ブログエンジンによる区切りがされている例があるんじゃないかなあと思った節があったからなんです。
アメブロにしても
はてなブログにしても
ライブドアブログにしても
そのブログの仕組みの中でアクセス数や人気を健全に競う仕組みがあって、その中でブロガーさんたちは健全にブログの成長を図っているように見えるんです。
まあ、自然にそのブログエンジンごとの枠はできるし、ブログエンジンの中で人気が出る仕組みが研究されたりしますよね。そういう中の競争があるのは当然。
でも、ブログが良い意味で一人歩きし始めていろいろな人の目に留まるようになり、ブログエンジンなど関係なく、広く読まれるようになると、そのブロガーさんは徐々にブログエンジンに関係ない存在になってきます。
まず、その方々に対して、WordPressでブログを書いてますよ、という位置づけを単に表したかったのが「WordPressブロガー」と呼んだのが一つ。単に自分のブログがWordPressですよって言ってるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。
2)ブログエンジンごとの特性を何となく感じるからこその「WordPressブロガー」
最近は、何となくいろんなブログエンジンのブロガーさん、という視点に着目することがあって、そうやって意識して接してきた中で、自分なりの特徴が見えてきている気がしているんです。もちろん例外があるのは承知の上(というか数的には「例外」の方が多いかもしれない)で言えば
アメブロガー:本当に伝えたいことはメルマガで言ってる気がする。アメブロはメルマガへファンを誘導するための貴重な導線としての位置づけ。アメーバ内のやり取りとFacebookが得意
はてなブロガー:はてなブログ(ダイアリー?これは僕はわからない)への忠誠心が高い。文章に関する忠誠心も高い。ブログを大切にすることが第一義で、中にはブロガー同士が仲良くすることや、ブログに広告を張ることを嫌う人もいる。
Blogger:まだほとんどわからないけれどGoogle+との親和性は恐ろしく高いことから、Google全般との親和性は高いんじゃないかと思っている。アメブロ・はてなブログよりも国際性に富むのかもしれない
ライブドアブロガー:すいませんまだわかりません。
Movable Typeブロガー:すいませんよくわかりません。
まあほかにも様々なブログエンジンがあることはわかっていて、それぞれに文化や特性があるとは思うのですけれど、自分が分かる限りのことで動いている現状です。
理解不足などご勘弁・アドバイスいただければ幸いです。
こんな特性・特徴を感じることがあって、じゃあ2012年からWordPressでブログを始めた僕を例にした「WordPressブロガー」はどうかというと(ソースは俺、的なあれです)
WordPressブロガー:ブログエンジンの支援を得られないがゆえに、自分のブログを知ってもらおうとするためであればFacebook、Twitter、Google+、メルマガ・・・使えるものは全部使おうとしている。
独自ドメイン+レンサバという構成を組めることで特定企業の意向に左右されないことで心の自由を得ている。
ほかのエンジンのブロガーよりSEOやGoogleAdsenseの仕様に敏感で、比較的Googleに支配されているところがある(ブログが止められることはないけれど、検索流入や広告収入の首根っこを捕まれている)。
こんなことを感触として得ています。はい。あくまで僕の個人的な感想ですからみなさんは違うかもしれないし、本当は(本当って何だ?)違うかもしれない。
また、芸能人的ブログはあんまり考慮に含めていないです。。
まあそんなこんなで、案外ブログエンジンごとの特徴ってわかれているんじゃないかなと思ってるわけ。
ブログエンジンごとに異なる得意を学びたい
さっき言った中で言えば、
アメブロガーのメルマガ力・集客力
はてなブロガーの文章力
は、僕はとても学んでみたいと思っているんです。
以下の例はあくまで物のたとえで何が優れてる優れていないということじゃないことを前提に聞いていただきたいのですが。
WordPressブロガーは制約が少ない総合格闘技みたいなブロガーで、
アメブロはボクシング、
はてなブログはキックボクシング
みたいな感じに例えられる面があるのではないかなと思っています。
総合格闘技の人がキックボクシングの人にキックを習いに行ったり、ボクシングの人にパンチを習いに行ったり、そんなイメージを抱いているんです。
ちなみに僕はボクシングもキックボクシングも総合格闘技も全部好きですよ。
外に出ても良いのに固まった環境に居る人は、ほぐしたい
別にほかのブログエンジンに土足で入り込みたいわけじゃないです。
そのブログエンジンに殉じたい人を力ずくで無理やり引きずり出したい訳でもないです。
ただ、潜在的にはいろいろなブロガーさんと混ざりたいけれど、最初にはいった
村
の生活に入り込んでしまったがためにそのブログエンジンの内容・人に固まってしまっている人がいたら、それは別のブログエンジンの人の話を聞いたら面白いんじゃないかと思う。そして、そういう人が外も知ることができるような場は作ってみたいと思うんです。
先日あかめちゃんと開催した「15会」というイベント。これも意識して「WordPressブロガー」と「WordPressブロガー以外」という枠を作りました。
完全に僕(ら)の回りだけの話だけで言えば、やっぱりブロガーの友人はWordPressを使っている人が多いし、とある「ブロガー15人を選択」的なところで選択されたブロガーを見てみても、はてなブログやアメブロの界隈の方々は、「おらがブログエンジンの偉人」は出てなかったみたいですしね。
だから、微力だけれど少しずつほぐしていきたいなあと思っているという意識があります。
ブログの楽しさやブログから得るものは、ブログエンジンは関係ないと思ってるから。
しばらくは「WordPressブロガー」って言葉を使うと思うけど、それで括りたいわけじゃない
もう少し、WordPressブロガーって言葉は使うんじゃないかと思っています。
狭いとは思うけれど自分が見知っている限りでいうと、まだまだブログエンジンの枠の中で活動している好ブロガーが沢山いると思ってるから。
そして、今の時点では「WordPressブロガー」と「それ以外の方」という形の人たちを混ぜること≒いろんな人が混ざる、という意味付けになると思ってるから。
混ぜる要素はブログエンジンに限らないと思います。
色々混ぜるためのはじめの一歩
「ビジネスブロガー」と「趣味のブロガー」を混ぜるのでもいいし
「日本語ブロガー」と「外国語ブロガー」を混ぜるのでもいい。
WordPressというブログエンジン一つとっても使われ方は全然違うし、一括りで語り切れるはずもないです。それもすべてカテゴリに細分化したとして。
異なるカテゴリの人が集まって、それぞれの得意・楽しさを授受できる場ができたら嬉しい。
まあ、いろいろ混ぜるための初めの一歩だと思っていただければ。
ジョギングが好きな人がジョギングイベントで友達が作れるように。
音楽好きがアマチュアオーケストラやバンドに入ってさらに音楽を楽しめるように。
ブロガーの中にも、ほかのブロガーと接してさらにブログが楽しめる人はいるはずなんです。
同じブログエンジンの人と会っても楽しいけれど、異なるブログエンジンの人と会っても楽しいはず。
そんなことができる手助けをできたら僕は嬉しいし、それが少しでもふつうに近づくようになっていく場を提供できたらうれしいなと思っています。
それが普通になるまでは、まだまだ「WordPressブロガー」って言葉を便宜的に使っていくんじゃないかなと思います。
理想はそんな言葉を使わなくても「ブロガー」と言ったときにいろんなブログエンジンの人が自然に集まる場です。
ブログを軸に人が集まる場を考えたい
250人規模で行ったブロガーズフェスティバルもそうだし、僕がやってる小さなイベントもそうです。
ブロガーさんが気持ちよく集まって交流できるようになればうれしいすね。
そのための表現はいろいろするかもしれないんだけれど、それはすべて
「いろんな人を混ぜたい」
「混ぜることによって底辺(規模)を広げたり全体の底上げをしたりするきっかけを作りたい」
という気持ちなんですわ。まずお前の底上げをしっかりしろよって声が聞こえてきます。はい、しっかりします。
長く書いた割には伝わっているか不安なのですが、一つご理解というか「まあしゃあねえな」って思ってくれればありがたく。