Unfortunated odaiji

僕の残念はみんなの微笑み。生活にちょっとした「クスッ」を。

半熟王子


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今日は朝も早よからお出かけして籠もって、お出かけして籠もって、お出かけして籠もる日。

 

こんな日はしっかりしたものを食べてスタミナ切れないようにしないといかん。

まあしっかりしたものったって牛肉食べるわけじゃなくって、納豆とかだけどね。 

 

で、渋谷駅の朝ご飯タイムで空いている店をさがしてたどり着いた立ち食い蕎麦屋。そこの「朝定食」に納豆ご飯定食なるものがあった。

 メニューは

・ごはん

・味噌汁

・納豆

・卵(生もしくは半熟)

・おつけもの

締めて350円。ご飯大盛りで480円。いや、大盛り高いでしょ。

 

朝定食ください。ご飯大盛り、生卵で

 

お店の人、システムへの入力+大声システムを採用しているようで、ぽちぽち機械を叩いた後に

 

オーダー! 朝! ご飯大盛り! 半熟卵!!

 

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい

 

いやいや、生卵だから!

 

ふぅ。あぶねえ。こんな朝っぱらから残念力を振りかざしてたまるかってんだ。

ちゃんと生卵食ったぜ。ご飯に納豆と生卵ぶっかけて喰うのは幸福度高いぜ。

 

 

はい、この項終わり。

 

 

 

なわけねえ。

 

夕方。

 

二度目のお出かけが終わって二回目の籠もる作業の直前、その場所の近くにあったラーメン屋にinした。むかーし食べて、別にうまくもまずくもねえなあって記憶のあるお店だった。

 

ラーメンにチャーシューつけて!

 

はいよっ!ラーメンにチャーシュー!

 

威勢が良い店員だわ。わりかしかわゆい女の子だったけれど。好感度高い。

 

ふとカウンターを見てみると篭にに入っている、中心が少しずれた回転楕円体が。

 

いや、ただのゆで卵なんだけれど。1コ50円なんだって。注文は取らなくて、最後の支払い時に一緒に払うんだって。

 

ボクってば、卵ってみると見境なく食べたくなっちゃうんだよね。そのゆで卵の傍には必ず見かける食卓塩の瓶と、お塩を入れられる小皿がある。

 

ラーメンの前哨戦に、こいつとファイトするか。ファイト倶楽部だっ!

 

小皿の角にゆで卵を「コンコン」と軽くたたきつける。

 

 

 

 

ぐちゅっ

 

 

 

白いけれど固まっていない、ゲル状のものがカウンターに飛び散った。

 

おいこれ、半分半熟のゆで卵じゃねえか!

 

半分半熟って分かるかな。ゆで卵の白身部分もあるんだけれど、固まってない部分もあったんだよ。なんかね、「芯」を残して周辺がぐちゃってなった感じ。

 

手、べちょべちょ。ベッチーニョだよ。

 

せっかくもらったおしぼり、白身まみれだよ。白いおしぼりに白身だから見た目は分からないけれどね。もうこのおしぼりで顔や首筋は拭けない。脇の下もだめだ。

スキンヘッドを拭いたらツヤツヤするかもしれんけどね。

わるいけどボクははげていない。おでこは限りなく広いけれどな。

 

 

朝も夕方も、俺は半熟を求めちゃいなかったんだよ。朝は生がいいし、夕方は「熟」がよかったのに。

 

あれ、半熟じゃないゆで卵は「完熟卵」でいいのかしらん。

 

あ、ゆでたまごか。