Unfortunated odaiji

僕の残念はみんなの微笑み。生活にちょっとした「クスッ」を。

自動改札の「新技」


スポンサードリンク

自動改札の前の人のうっかりさんぶりには自動改札つまづき6景 - Unfortunated odaijiこんな感じで定評のある僕だし、そうそう新たな手口には出会わないかと思ったけれど、出会ってしまったのよ。

 

渋谷駅からデント(ナウいシティーボーイは田園都市線のことをデントと呼ぶんだぜ。神奈川の中央林間から、半蔵門線などを含めて埼玉の久喜までは行ける、ものすごく長い路線だ)に乗ろうとした僕は目の前のおばさんについて通ろうとしたんだよ。

 

おばさん、交通系電子マネーのカードをさっと取り出す。

 

(割と素早いな)

 

取り出したカードを左手に持ち替え

 

(?)

 

左手で左側の何かにタッチ!

 

(???)

 

通れんのかよ!それ!!!

心の中のツッコミに過不足はなかった。

 

ペーぽーんペーぽーん。

 

自動改札の、無慈悲な、しかし少しとぼけたアラートが鳴り響く。

 

おばさん、出ようとして止められなぜか反対側の、、やっぱり左側に必死にタッチしてる。

 

都心部の主な(かどうかは知らない。全部かもしれない)自動改札は右手でタッチするようにできているからね。

 

いま流行のなんたらウォッチでも、反対側にタッチして通れるほど高性能じゃなかんべ。

 

そんなUIじゃねえんだよ。

 

「あらぁお兄さんごめんなさいね」

 

齢46。お兄さんって呼ばれるのはこんな時くらいだ。

 

「うい」

 

精一杯のユーザーインターフェースで許してやるのがいっぱいいっぱいだった。