自信のない人がこつこつ積み上げる小さな成功体験
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自信のない人が自信を持つためにはこつこつ小さな成功体験を積み上げるといいよ、って聞く。いろんな人が言ってるしもしかしたらそうなんだろうなーとも思うのだけれど、こういっちゃなんだが自信のなさではそんじょそこいらの人にひけをとらない自覚を持ってるボクから言わせてみれば、こつこつ積み上げてきただけじゃぁ本当の自信はまだまだ生まれないと思ってる。
言ってみれば自信のない人の「こつこつした積み上げ」って、耳かきで砂を掬ってためているような状況。で、その人が一つ失敗したときって、ショベルカーで掬った砂どころか土台の土まで掬って持って行かれちゃうような感じだと思うんだよなあ。
で、ショベルカーで掬われた穴に、また耳かきで砂を入れてく作業がいやになっちゃうんだよ。
その、こつこつ経験をためていったあと、どこかの段階でRPGのレベルアップみたいになる状態が必要で、これまで耳かきだったのがスコップになるとかいう感覚がないと、再び積み上げるこつこつ感に将来を感じられないんじゃないかなと思う。
そのレベルアップを誰がどのように認識させるかっていうのが人それぞれだと思うのね。
ボクはブログを書くからブロガー目線で一つの例を言えば、
「これまで(勝手に)自分には届かないすごい人だと思ってた人が、飲みに誘ってみたら『ああ、奥野さんなら喜んで』って言われたとき」
っていうのは、そう思った一つの例。あ、自分はその人の視界に入るくらいにはなったんだなー、みたいな。あくまで一つの例ね。ブロガーとしてのレベルアップなんて山ほどあるから。
その人の組織とか立ち位置とかで認められ方・レベルアップの仕方っていろいろあるんだろうけど、そうやって耳かきがスコップになり、スコップがシャベルになり、みたいな、大きくなった実感を得たときに初めて「小さな自信」がつくんじゃないかなと思ったり。
この自信って自分で目標が立てられるものか、自然に感じるものかは分からないけれど、単に小さく成功するだけじゃなくて、どこかのタイミングで自分が「大きくなった」感を得られるご褒美が必要なんじゃないかな。
逆に、耳かき一杯で大きくなった感を得られる人ってのはとても優秀で、伸びやすい人なんじゃないかな。